女川中学校の生徒6名と教師、女川町教育委員会の委員からなる日本の女川町の代表団が先日カタールを訪問し、2011年の壊滅的な地震と津波の後に町が受けた寛大な支援に心からの感謝を表明した。
この訪問は、日本の学生にカタールを知ってもらうために20年間にわたって計画された10回の訪問のうちの最初のもので、女川町の復興支援においてカタールが果たした重要な役割を認識することを目的としていた。この支援には、カタール友好開発基金の資金提供による小中学校の新校舎やマスカール魚加工施設の建設も含まれている。カタールの援助で建設されたこれらの学校は、以来、町の若い学生たちにとって希望と回復力の象徴となっている。
訪問中、女川町代表団はアハメド・ビン・ハンバル男子中等学校、カタール大学、カタール・アカデミー・アル・ホールの生徒たちと交流する機会を得た。双方の生徒たちは学校生活、日本とカタールの文化、食べ物、芸術について貴重な意見を交換し、深い友情と異文化理解を育んだ。学校訪問に加え、代表団はドーハの日本大使館で久島直人駐カタール日本大使の歓迎を受けた。大使は女川のコミュニティの強さに感銘を受け、日本とカタールの永続的な絆を強調している。訪問にはカタール開発友好基金の視察も含まれており、代表団は学校建設に携わったチームに直接感謝の意を表す機会もあった。
学生の千葉ひめかさんは、カタール大学の女子学生たちと交流した経験について、「彼女たちと会うのは初めてでしたが、みんな親切で、私たちのことを知りたいという気持ちが強くて、交流しやすかったです。素晴らしい経験でした。」と語った。
かつて津波で壊滅的な被害を受けた女川町は、復興と再建を続けている。女川町の代表団による感謝の気持ちの表明は、危機の際の国際協力と相互支援の重要性を強く思い起こさせるものとなった。
出典:THE PENINSULA
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