「断食する子供」祭りを開催　カタール

アワクフ・イスラム省の宗教指導局が2025年の「断食する子供」フェスティバルを主催した。このフェスティバルには、5歳から11歳までのカタールの学生170人が参加し、断食の実践、そのルールやエチケットについて教え、ラマダン月間の断食を奨励するために設計されたインタラクティブな環境に参加した。

宗教指導局の副局長、シェイク・アブドゥルラフマン・ビン・アブドゥルアズィーズ・アル・サーニ氏は、このイベントは、子どもたちに宗教的、道徳的価値観を植え付け、楽しく教育的な活動や、魅力的で楽しめるインタラクティブな競技会を通じて、聖なるラマダン月に向けて精神的に備えさせるという同省の継続的な取り組みの一環であると述べた。同氏は、このフェスティバルが、子どもたちに断食の柱と義務を紹介し、忍耐、自制心、困っている人への共感などの価値観を促進し、社会的連帯感を育む貴重な機会になると強調した。アハメド・アル・フラジャビ博士も、子どもたちの年齢や身体能力を考慮しながら、徐々に断食を紹介することの重要性を強調した。同氏は、断食は単に飲食を控えるだけではなく、忍耐、自制心、他者の苦悩への理解を教える手段でもあると強調した。

このフェスティバルには、断食をテーマにした競技会、体を動かすゲーム、年齢に応じた方法で宗教的概念を教えるためのインタラクティブなセッションなど、さまざまな教育活動が含まれており、アル・ヌール・コーラン教育センターの学生も、いくつかのセグメントと活動に参加した。

今年のフェスティバルには、未成年者問題総局、孤児ケアセンター「ドリームアマ」、バルザン青少年クラブ、スアマイスマ・アンド・アルダヤン青少年センター、カタールスポーツクラブ、アル・ラヤンクラブ、アル・コールクラブ、アル・アラビクラブ、アル・カアバン青少年などの組織からの新たな参加者も迎えられた。これにより、イベントの範囲が広がり、関係者全員の経験が豊かになった。フェスティバルの最後には、活動や競技中に熱意と献身を示した学生が表彰され、参加者全員に、イベント中に学んだ価値観を今後も守り続けるよう励ますための激励の贈り物が贈られた。

「断食する子供」フェスティバルは、初めて断食する子供を対象とした、同省の代表的な年間行事の一つである。このフェスティバルは、魅力的で楽しい教育方法を通じて若者のイスラム教的アイデンティティを強化し、イスラムの教えに従うよう動機付ける同省の取り組みを反映している。今年のフェスティバルは、学生とその家族の両方から温かい反応を受け、教育的および宗教的目標を達成し、次世代にイスラムの価値観を浸透させるというイベントの成功の証となった。

出典：The Peninsula