インテリアソリューションプラットフォームのギャラリーファイブホームは、長さ8メートル、幅4メートルのジュゴンの彫刻を発表し、現在ザ・パールにあるギャラリーファイブホームのショールームに展示されている。この彫刻はビニール袋だけで作られており、カタールは「ビニール袋で作られた最大の哺乳類の彫刻」として12番目のギネス世界記録を獲得した。
ジュゴンの彫刻は、ギャラリーとルル・ミドル・イーストの80人の共同作業によって完成した。「私たちは、海洋生態系におけるジュゴンの重要性について認識を高めるためにこのアイデアを思いつきました」とギャラリーファイブホームの会長ビビアン・チェン氏は語った。「ギャラリーファイブでは、持続可能性を促進し、将来の世代のために環境を保護する役割があると信じています。」
カタールはオーストラリアに次いで世界第2位のジュゴンの生息数を誇り、 同国の海域では600頭から700頭の群れが記録されている。ジュゴンは7,500年前にアラビア湾に初めて現れた。海牛としても知られるこれらの哺乳類は、国の自然と文化遺産の重要な一部であり、海洋保護の象徴となっている。ジュゴンは海草の草原を維持する役割を担っており、生物多様性、沿岸保護、炭素隔離の維持に役立つ。
この彫刻はまた、プラスチック汚染とそれが海の生物に与える影響についての認識を高めることも目的としている。カタールの環境・気候変動省(MoECC)と海洋保護局は、湾岸諸国の海洋および沿岸環境の保護を目的とした国内法および環境条約の執行に責任を負っている。9月、環境・エネルギー省は 海洋生態系におけるプラスチック粒子を検出できる環境モニタリングプログラムの開発に向けて、国際原子力機関(IAEA)との戦略的提携を発表した。
使い捨てプラスチックは世界中で水質汚染の主な原因であると指摘されており、このプロジェクトでは海洋環境を評価し、地域の海域におけるプラスチック汚染の害を評価する。ナショナルジオグラフィックとエレン・マッカーサー財団のデータによると、世界のプラスチックの91%はリサイクルされず、70%は埋め立て地や環境に廃棄されている。2050年までに、世界の海には魚よりも多くのプラスチックが含まれるようになるだろうと推定されている。
出典:DOHA NEWS
写真:©DOHA NEWS
ジュゴンの彫刻が衝撃を与える

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