サウジアラビアで、大人気漫画「ドラゴンボール」の世界初のテーマパークが建設されると今年3月に発表され、世界中で話題となっている。
3月1日に急性硬膜下血腫で亡くなった漫画家の鳥山明さんの誰もが知る代表作で、サウジアラビア政府が100%出資する投資会社「キディア・インヴェストメント・カンパニー(QIC)」と、「ドラゴンボール」アニメを制作している東映アニメーションが「長期的な戦略的パートナーシップ」契約を締結して発表したテーマパークである。
アトラクション数は合計30種類以上にもおよび、体長約200メートルの神龍(シェンロン)の大型ジェットコースターは、ランドマークとしてパークの中央に設置される。亀仙人のカメハウス、大富豪であるブルマの実家のカプセルコーポレーションなど様々なアトラクションが、2030年までにオープンする予定である。
このテーマパークは首都リヤド郊外(車で40分ほど)に建設中の『キディア・シティ』の敷地内に建設される予定で、その規模は50万平方メートル以上と、東京ディズニーランドの敷地面積に匹敵する。
サウジアラビアのキディア・シティが選ばれたのは、親日国サウジアラビアに、ゲームやアニメ等、日本のカルチャーが好きな国民が多数いることが理由だという。ムハンマド・ビン・サルマン皇太子は新婚旅行で日本を訪れるほど日本のアニメやゲームが好きで、アニメ人気のサウジアラビアでは、約80%が日本のアニメを視聴したことがあり、40%の人々がドラゴンボールを見たことがあると答えている。
石油依存から脱却を図るためのプロジェクトにサウジアラビアとしては大きな期待をかけている。
出典:Qiddiya HP