ナイジェリア貯蔵農産物研究所(NSPR)の教授兼事務局長であるラティーフ・サンニ氏は、収穫後の損失を最小限に減らすには約300のコールドチェーンハブ(貯蔵施設)が必要だと語る。
「ナイジェリアでは毎年収穫後の損失が約40パーセントに達しており、この傾向を逆転させるには、全国の貯蔵施設やコールドチェーン拠点に投資して全員が協力する必要がある。コールドチェーンの価値も高まってきており、国内にはコールドハブが10カ所近くあるが、始まったばかりでまだ5~7年ほどだ」と彼は語った。
「ドイツやスイスからの援助機関や開発パートナーの支援を受けて、最近立ちあげた団体は10団体未満、私は民間部門に対し、収穫後の損失を減らすためにコールドチェーンハブに投資するよう呼びかけている。大統領および農業・食糧安全保障大臣はこれを望んでおり、農業研究評議会事務局長も収穫後の損失を減らすことを望んでいる」と彼は語った。
同氏によれば、国会、農業委員会の委員長、農業機関は収穫後の損失を減らす必要性について熱心に取り組んでいるという。「私たちはすべてを明確にし、どのプログラムを拡大できるかを検討する必要がある。規模を拡大したいと思ったときに、大臣や政府と話し合い、銀行や中央銀行と連携して民間部門向けの信用組合をさらに創設するつもりだ。彼らの支援があれば、こうした投資を拡大することができるだろう。そうすれば、この国における収穫後の問題をすべて軽減できるからだ」と彼は付け加えた。
出典:The Premium Times, Nigeria