アジアクロスカントリーラリーへの道 終章

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桃伎舎・日本への帰途

アジアクロスカントリーラリー2025の幕が下りた。最後に待ち受けるのは「コンテナ積込み」の帰還作業、走り抜けた車両と部品を帰途へ送り出すこの作業は、AXCRを締めくくる最終章だ。

ラリーカーたちは、幾多の戦いを物語るかのようにボディには傷跡を残し、泥や砂がなおもその存在感を放っていた。しかしその姿こそ、過酷な大地を駆け抜けた証。サービスクルーとメカニックは最後の任務として、車両と大量の部品を丁寧に洗浄・梱包し、コンテナへ収めていく。マシンが静かにコンテナへと吸い込まれていく瞬間は、まるで長旅を終えた戦友を見送るかのような、特別な感慨を抱かせる。荷締めが完了し、扉が閉じられる音が響くと「AXCR2025終了」の合図であり、チームの挑戦が確かに終わりを迎えたことを告げていた。

振り返れば、酷暑・豪雨・泥濘・タイトなジャングルと、様々な試練を迎え何度も立ち止まりかけながらも、仲間の絆と技術の力でゴールへ辿り着いた。その記憶が詰まった車両と部品を送り出す最後の作業は、単なる積込みではなく、挑戦の物語をひとつの形として封じ込める儀式でもある。

こうして、桃伎舎がテクニカルサポートを担うGarage Monchi & Yanagawa iron works JAPINDのAXCR2025は完全に幕を閉じた。しかし、桃伎舎は来年のAXCR2026に向けて新たな野望を企てる。この積込みをもって、次なる挑戦へ繋がる新たなページが開かれた。

写真:HIROMA MATSUMOTO、YUDAI TAKAHASHI
編集:WIN取材班

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